ヴェスパシアヌス

権力の強化

ヴェスパシアヌスは、政府機構の秩序、財政の安定、軍隊の規律、辺境の安全を回復するという巨大な任務に直面した。 ガリアで起こった民族主義者の反乱は、帝国からの離反に相当し、地方兵の使用に内在する危険性を示した。 そこでウェスパシアヌスは、助役(非市民部隊)が出身地で勤務することや、出身者の指揮下に入ることを認めない方針をとった。 市民軍団をフル稼働させ、彼らの好意を大切に育てたのである。 それまで、直轄軍以外の軍隊に忠誠を誓わせることができたのは、ユリウス・クラウディウスだけであったが、ヴェスパシアヌスの功績の一つは、すべての軍隊に、誰が皇帝であろうと受け入れるようにさせたことである。 5219>

ヴェスパシアヌスは、元老院の手から帝国を得たのではなく、武器によって帝国を勝ち取ったという事実を曖昧にするようなことはしなかった。

ヴェスパシアヌスは元老院に敬意を払いながらも、アウグストゥスの古い考えである皇帝と元老院のパートナーシップを復活させようとはしなかった(ヴェスパシアヌスの経歴がないため、大貴族と対等にしようとすると結局彼の「劣勢」を指摘することになった)。 彼は元老院が公式に支配する地方に自分の部下を押し込むことさえあり、人事を厳しく管理した。 元老院議員たちは、彼の人選がたいてい良いものであったため、表立って反対することはできなかったが、彼を賞賛するというよりは、むしろ尊敬していたことは認めざるを得ない。 実際、彼は成功を収めたが、どの階級からも真に人気のある皇帝とは言えなかった

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。